チームしゃちほこ、8周年。
チームしゃちほこ、8周年。
今日、4月7日にグループ結成8周年を迎えたTEAM SHACHI、いや、チームしゃちほこのメンバーには心からお祝いと感謝を申し上げたい。
以前のブログ(注)にも書いたが、僕がチームしゃちほこのファンになったのは2017年のことで、それ以前の僕の脳内辞典にあったチームしゃちほこについての知識といえば、ももクロの妹分ということと、当時先輩が部室で歌っていた「つけてみそみそ かけてみそみそ」が歌詞に含まれている歌(曲名すら知らなかった)を歌っている、ということだけだ。僕は安藤ゆずがいた時代のチームしゃちほこを知らない。
(注)
そういう観点からすると僕はいわゆる「新規」に該当するファンであろう。ただ、それでも、だけれども、節目を祝い、そして感謝をせずにはいられない。なぜなら、今の僕は続けることの大変さ過酷さを知っているからだ。
STAY
SMAPの曲に「STAY」という曲がある。この曲はファン投票で作られたベストアルバムに収録がされている程、ファンからは根強い人気を誇っている。しかし、元々はアルバムの中の一曲だから、ご存知ない方も多いかもしれない。
その中にこんな歌詞がある。
Let you know
大事なのは続けること
僕がこの曲を初めて知ったのは2011年の時で、まだ僕は高校一年生。この歌詞の意味をよく理解する事ができなかった。
なぜなら、当時の僕はー決して強くはないがー野球部に入部し、好きな野球を続けられる環境にあった。イチローもまだニューヨークヤンキースに移籍していなかった(その前年まで10年連続200本安打を行っていた)し、「笑っていいとも」や「ごきげんよう」がまだ放送されており、SMAPだって解散もしていなかった。つまり、「続けること」が当たり前の環境だったのだ。
でも今はこの歌詞の意味がよく分かる。僕は高校で野球をプレーすることをやめ、「いいとも」も「ごきげんよう」も放送が終わり、SMAPは解散し、イチローも引退をした。物事には必ず終わりがくる。それは自分が望もうが望むまいが。だからこそ「続けること」が大事なのだ。負けないことでも投げ出さないことでも逃げ出さないことでも信じ抜くことでもない。
正直言って、続けるのをやめようと思えば彼女たちはいくらでもやめることが出来たと思う。例えば、「普通の女の子」への憧れ。例えば学業との両立。例えばメンバーの卒業。でも、彼女たちは続けた。その積み重ねが8年という歳月になったのだ。
至極当たり前の話だが、彼女たちが「続けること」をしてくれなければ僕が2017年11月3日に彼女たちにどハマりする事もなかった。これは決して大袈裟な話ではなくチームしゃちほこを知らなかったら僕の人生は大きく変わっていただろう。
少し話は逸れるが、アイドルーというよりもエンターテイメントーがここまで人々から親しまれる理由は一人一人に唯一無二の経験を与えてくれるからだと思う。
「あの曲がリリースされた当時、まだ学生だった」「あのライブをした時、苦しい時期だったけどあのライブで気持ちが前向きになれた」おそらく、こうした経験は誰もがした事があるだろう。でも、その経験は自分だけのものであり、決して誰かと同じになる事はない。
そして、その経験の回数が多ければ多いほど、つまり、長い間応援していればいるほど、その人の人生にとって、それは、特別な意味を持つようになる。「続けること」は誰かの人生に寄り添うことにも繋がる。
僕は出会ってまだ3年も経過していないような「新規」だが、チームしゃちほこは間違いなく僕の人生に寄り添ってくれたと言える。彼女たちは、当時まだライブを生で観た事がなかった僕に生で観るライブの楽しさを教えてくれた。彼女たちは、次に何をやってくれるんだろうというワクワクを僕にくれた。そして何より僕にーSMAP解散以降積極的に新しい音楽に出会おうとしなかった僕にー新しい音楽に出会う喜びを思い出させてくれた。それもこれも全部彼女たちが続けていてくれたからである。だからこそ、僕は彼女たちにお祝いと「感謝」を伝えたいのだ。
TEAM SHACHIと名前を変えても、4月7日は僕にとって、彼女たちがデビューした記念すべき大切な日なのだ。そしてそれはおそらくーというか絶対ー彼女たちも大切に思っているのだろう。4月7日を「しゃちほこの日」としたのだから。
最後に
今日、4月7日は本来ならばデビュー日を記念したファンクラブ限定ライブが開かれるはずだった。それが新型コロナウイルスの影響で延期となってしまった。
僕は時間的にも、場所的にも、金銭的にもライブへ行けないことは分かっていたので他のタフ民(TEAM SHACHIファンクラブ会員のこと)のような直接的な影響はないのだが、それでも、この記念すべき日のライブが延期になったことに対してはとても残念に思っている。記念ライブは記念すべき日にやってこそ大きな意味を持つと思うからだ。もちろん現在の情勢で、「コロナ?んなもん関係ねぇよ。ライブやれ」なんてことは1ミリも思ってはいない。ただ、それと開催延期を残念に思う別モノだ。僕ですらこういう思いになるのだから、彼女たちやスタッフ民たちが残念に思う気持ちは想像に難くない。
だからこそ、ブログを書くことにした。経済的にクラウドファンディングにも協力できず、チケットの払い戻しもしてしまう僕がこんなことをやってもただの自己満足と言われればそれまでだ。
でも、もし、仮に、万が一この文章が彼女達や、スタッフ民に届いて、「続けていてよかった」と思ってもらえたらこんなに嬉しい事はない。
なので最後にもう一度改めて言おうと思う。
秋本帆華さん、咲良菜緒さん、大黒柚姫さん、坂本遥奈さん、スタッフ民の皆様、8周年おめでとうございます。そして、ありがとうございます。これからも、変わらず応援をさせていただきます。