U18アジア選手権雑感〜日本代表編〜
前々回の記事でu18アジア選手権の自分なりの雑感を書いた。(https://charles262510.hatenablog.com/entry/2018/09/11/011944)
今回は日本代表の雑感をば。
今回の日本代表は圧倒的な強さを誇った大阪桐蔭を中心としたチーム作りになるのは当然だと思う。
日本代表でも主将を務めた中川を中心に根尾、小泉、藤原、柿木が軸でアジア1を目指すーーそんなメンバーだったし実際に試合でもそう言う起用の仕方をされていた。
ただメンバー発表時に気になったのは外野手を3名しか選出しなかったことだ。首脳陣はどうやら本職がショートの根尾をライトに回してショートには小園を起用するらしい。これには納得できた。通常は有事に備えて外野手を4名用意する。そこを3枚にして外野も守れる内野手を外野起用する。そうすると枠が実質的に1枠空く事になるのでいくらいても困る事はない投手陣を手厚くする。
特にこういった国際大会は球数制限があるので投手陣は手厚くしておきたいのだ。
そしてどこでも守れる根尾をライトに回す事で甲子園で目覚ましい活躍を見せた小園をショートで起用でき、打線にも厚みができる。限られた人員で勝ち切るためにはベストな布陣のはずだった。
しかし、日本代表は韓国には敗れ台湾にも完封負け(しかも球数制限があるにも関わらず)を喰らい3位という結果に終わった。なぜか?これは一重にベンチワークの悪さとしか言いようがない。あれだけ投手を手厚く揃えておきながら吉田1人を投げさせる、ヒットが出ないなら出ないなりに待ち球の指示を出す、挙げていけばキリがないがなんとかしようという工夫がまるで見られなかった。
現在も個々でみれば日本野球のレベルは高い。しかし野球は団体競技でもある。チグハグなことをすると簡単に食われてしまうーーーーそんなことを感じた日本代表だった。
(追記)
今大会大阪桐蔭の柿木が一番印象に残った。140キロ中盤ながらキレのいい速球で相手バッターを三振に取っていたのが素晴らしかった。